【vol.8 思考の整理学】

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

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「東大、京大で一番読まれた本」で話題

 

一年前に読んでまた読み直した。一回目に読んだときは「何言うてかわからん」て感じやったけど今年のコロナ渦で30冊本を読んで読書に慣れてきた頃に読んでら内容をサラリと頭に落とし込むことができた。

 

学校でやれと言われたことをこなし、すべてのことに模範解答が存在すると思い込んでしまう。そしていざ自分の好きなように考えていいとなった場合どうしたらいいかわからなくなる。

 

つまり教えられたことをただ完ぺきにこなすだけで、そこには個人の創造や思考が反映されていない。AはAであり、AはBかもしれないし、Cである可能性があることを考えない。

 

そのような「優秀」な人、自分の力では飛翔することができない人を「グライダー人間」と著者は述べていた。これから先は、自分の力だけで飛ぶエンジンを持った「飛行機人間」として生きていくべきである。

 

「そのような飛行機人間になるにはどうしたらいいですか?」と僕のようななんでも質問して自分で考えることのないグライダー人間がアホ面で質問してくるから著者は筆を執ったんやと思う。

 

多分、僕のような輩がいることは著者の想定内で、本文には具体的にどうすればいいかは明記されていなかった。つまり、それは

 

自分で考えろや!

 

という先生からのメッセージなのかもしれん。

 

主体的に生きていくためには。なんでもやれと言われたことを完璧にやる「優秀」な人ではなく自分の力で生きていく人になりたい。と思うきっかけとなった。